【社員インタビュー】
株式会社日立製作所②

【社員インタビュー】 <br>株式会社日立製作所②

世界のがん治療に寄与。医療機器業界での働きがい

日本を代表するメーカーとしてヘルスケアの領域でも新しい技術や手法に挑戦し続ける株式会社日立製作所(以下、日立製作所と表記)に、平成27年に入社した高橋宏美さん。

 

前回の記事では「日立製作所の魅力」について語ってもらいました。今回は、医療機器業界で働くやりがいについてお話をしていただきます。

 

【今回お話を聞いた人】

 

株式会社日立製作所

ヘルスケアビジネスユニット 放射線治療システム事業部

粒子線治療システム本部 ビジネス推進部 事業推進グループ 技師【※肩書は取材時】

高橋宏美さん

大学院を卒業後、とある企業で製品の開発に携わり、その後転職活動をして平成27年に中途採用で日立製作所に入社。同社が海外展開に力を入れようとするなか、放射線治療システム事業部に配属され、ヨーロッパでの拡販に向けた事業戦略を担う。

医療機器業界に飛び込んでわかった先生達の意外な人柄

▲日立製作所の陽子線治療装置。陽子線治療は粒子線治療の一手法であり、患部への線量集中性を高めつつ、周辺の正常な組織への影響を抑えられる。

――日立製作所に入社後、医療機器業界の仕事に対するイメージが変わったことはありましたか?

高橋さん「製品の企画・提案などで先生(医師)とお話をする機会が多いですが、そのなかで先生方のイメージが大きく変わりました。もっと堅い雰囲気だと想像しており、最初はかなり緊張して打ち合わせに臨んでいましたが、どなたも意外とフランクに接してくださいます

 

改善要望など、的確な指摘をいただき、こちらとしては耳が痛い話もありますが、話し方は丁寧で紳士的。しかも、お会いするたびに良い関係性を築くことができ、ときには雑談で盛り上がることもあります。

 

治療した方の人数や成果が数値でわかる。仕事のやりがい

――高橋さんがこちらの仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

高橋さん「例えば一般の方が使う電化製品などは、誰が購入してどんなふうに使っているのか把握できませんが、当社が扱う粒子線治療の装置は特別な製品なので、どの病院で使用されているのかがわかります。さらに、装置で治療した患者さんの人数も病院のホームページにアップされていますので我々も知ることができます。

 

単純に『売り上げ』という結果ではなく、どれだけ患者さんのために使われているのかが目に見えるのはとても大きなやりがいであり、同時に強い責任を感じます。

 

▲日立製作所の重粒子線治療装置。重粒子線治療は炭素イオンを使用した粒子線治療の一手法であり、患部への線量集中性を高めつつ、周辺の正常な組織への影響を抑えられる。本装置は、患者と医療スタッフに優しい治療装置・空間デザインが評価され、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2018年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン賞」を受賞した。

グローバルな活躍を求められる医療機器業界

――近年医療機器業界ではグローバル展開が進んでいると思いますが、御社の取り組みをお聞かせください。

高橋さん「日立製作所の粒子線治療システムは、国外では米国MD Anderson Cancer Centerへ初めて装置一式を導入し2006年に治療開始、今では建設中も含め世界5カ国(北米、シンガポール、香港、スペイン、台湾)に拡大しました。

 

そのなかで私はヨーロッパ地域を担当しており、主にヨーロッパのお客様に向けて、現地駐在の営業とともに商務交渉を行なっています。

 

進化する医療機器業界で活躍するために

――医療機器業界で働くうえで勉強していることはありますか?

高橋さん「装置がとても複雑かつ大規模なので、設計者に質問しながら勉強しています

 

また、技術的な知識だけでなく、医療の知識も高める必要があるので、先生が執筆されているがん治療に関する本を読み、治療方法や専門用語を学んでいます

 

 

いかがでしたか?

医療機器業界の意外なお話や仕事のやりがいをお聞きすることができました。

 

次回は日立製作所、高橋さんの最後の記事。実際にどんなふうに働いているのか、1日のタイムスケジュールを教えてもらいました。お楽しみに!

 

 

>【社員インタビュー】株式会社日立製作所
>【社員インタビュー】株式会社日立製作所②
>【社員インタビュー】株式会社日立製作所③

 

 

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