【社員インタビュー】
帝人ファーマ株式会社①

【社員インタビュー】<br> 帝人ファーマ株式会社①

『父のような人を助けたい』という想いがきっかけで医療機器業界へ。「帝人ファーマ」で活躍する開発担当者にインタビュー

数あるヘルスケア関連製品の中でも、医薬品や在宅医療で使う医療機器など、私たちにとって身近な製品を主に開発しているのが、帝人ファーマ株式会社(※以下、帝人ファーマと表記)です。

 

今回は帝人ファーマに入社して7年目を迎える元原将策さんに、医療機器業界に進んだ理由や仕事に対する思いを語っていただきました。

 

【今回お話を聞いた人】

 

帝人ファーマ株式会社 在宅医療企画技術部門 医療技術研究所

元原将策さん

理系の大学院を修士課程まで卒業後、平成26年度に新卒で同社に入社。現在は在宅医療企画技術部門で新たな治療用医療機器の研究開発事業に携わっている。

<Q1>就職で医療機器業界を選んだ理由は?

 

元原さん「自分が6歳の時に父が事故をして、今でも下半身に麻痺が残っています。当時子どもだった僕は、父の担当医に『お父さんの足を治してください』とお願いしました。すると、『今の医療技術では難しい』と言われてしまったんです。子どもにとってはあまりにショッキングな言葉が胸に残り、その悔しさが原動力となって、将来は自分が医療の進歩に貢献して父のような人を助けたいと考えるようになりました。小学生の頃から美術で絵を描いたり図工で工作をするなど、ものづくりが好きだったこともあり、医学と工学の融合産物である医療機器メーカーへの就職を志すようになりました

 

▲幼い頃の悲しい記憶とものづくりへの好奇心により、元原さんは医療機器業界へ

 

「とはいえ、学生時代はサッカーに没頭し、サッカー選手を夢見たことや、他にもパイロットや飛行機の整備士に憧れたこともありました。でも、高校から大学へと進学し、本気で自分の仕事を選ぼうと思った時、『自分にとってより社会に貢献できる職に就きたい』と感じたんです。医療機器業界は『人の命を助ける』という非常に大きな責任を背負っているので、仕事への情熱が途切れることなく、長くチャレンジし続けられると思いました。

 

<Q2>帝人ファーマの特徴や魅力は?

元原さん「働きやすい職場環境や、社員同士の個性やチャレンジングな気持ちを尊重し合える良好な人間関係など、魅力はいろいろあります。その中でも僕が開発者という立場で感じている帝人ファーマの魅力・強みは『ネットワークの大きさ』ですね。当社は在宅医療事業を開始して今年で約40年になります。その間に、病院関係者様、患者様との信頼関係を築くことができ、今や全国で営業(MR)、臨床検査技師、ナース等のメンバーが活動しています。在宅医療は、患者様と製品の関係性が非常に近いので、各メンバーを通じて実際に患者様に生の声を聞くことができます。ときには開発者が訪問して直接お話を伺うことも。フレキシブルに患者様や医師の方々、営業の担当者など、立場の違うさまざまな人とコミュニケーションをとりつつ、アイデアを膨らませ、モチベーションを維持しながら仕事ができます。

▲ 慢性呼吸不全などに悩む患者さんのQOL向上に貢献する在宅酸素療法(HOT)に用いる帝人ファーマの酸素濃縮装置。室内の空気から窒素を分離することで高濃度酸素をつくりだす。また、携帯電話網をつかい装置の運転状態をモニタリングすることで、異常発生の可能性をいち早く検知してトラブルを未然に防ぐ。

<Q3>元原さんが所属する在宅医療企画技術部門の魅力は?

元原さん「当部門では、医療機器産業の中でも日本が世界に比べて遅れをとっていると言われている『治療用医療機器の新規開発』に挑戦しています。具体的には、既製品の改良開発とは異なり、社会が抱える課題からテーマを考え、さまざまな技術を掛け合わせて新しい製品を生み出しています。こうした新規開発では熟練エンジニアの豊富な知見に加え、若手の斬新な発想力も非常に重要になります。『ジャストアイデア(※1)』が期待され、経験の少ない社員であっても、その人の感覚を大切にするチームの雰囲気ができていて、アイデア出しなどの議論はいつも活発です

 

(※1)ジャストアイデア

「単なる思い付き」「ふと頭に浮かんだものごと」などの意味で使われる

 

<Q4>上司や先輩に言われた言葉の中で、一番印象に残っているのは?

元原さん「入社した最初の1年間、僕に仕事を教えてくれた先輩からは、よく『ダサいことはするな』と言われていました。これはつまり、例えば自分で言ったことを実行しなかったり、『自分がカッコ悪いと思うことはするな』という教え。会社に入ったらもっと、資料の作成方法のような、実務的なことを最初に教わるのかと思っていました。しかし、意外と具体的な話よりも、責任感を持って最後までやりきる“ハート”の部分を教育してもらった1年間でしたね。今も当時養ったマインドは、仕事でさまざまなことを判断するうえでの基準になっていると思います。」

 

<Q5>学生時代の経験で役立ったことは?

 

元原さん「そうですね……『たくさん遊んだこと』でしょうか(笑)。インターンの学生さんからも『学生のうちに勉強しておいた方がいいのはどんなことですか?』と質問されることがあって、大人としてしっかりとした答えを返してあげたいとも思うんですけど……僕が伝えるのはやっぱり『目一杯、遊んでおくこと』なんです。遊びを通して深まった大学時代の友人関係って、卒業しても決して終わらないんですよね。彼らは社会に出ても自分のことをよく理解してくれている、自分の“味方”。本当に困った時に相談に乗ってくれたり、一生の財産になるはずです。それに、大学で勉強一筋だと、仕事を始めてからも仕事一筋……力の抜きどころがわからない大人になってしまうかもしれません。学生の頃から、勉強する時はとことん集中して、遊ぶときは思い切り遊ぶという切り替えをできるようにしておくと、就職してからもワークライフバランスを意識した働き方ができるのではないでしょうか。」

 

 

幼い頃に経験したお父さまの事故をきっかけに医療機器業界に飛び込んだ元原さん。

現在は新医療機器開発という分野で同じ志を持つ仲間と共に、研究開発に奮闘しています。

 

次回は、「医療機器業界」で働くことについて、さらに元原さんにお話を聞いていきます。

お楽しみに!

 

 

>【社員インタビュー】帝人ファーマ株式会社①

>【社員インタビュー】帝人ファーマ株式会社②

>【社員インタビュー】帝人ファーマ株式会社③

 

 

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https://www.teijin-pharma.co.jp/

 

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