【イベントレポート】
ヘルスケア・医療機器業界 WEB合同企業研究セミナー2021

【イベントレポート】<br> ヘルスケア・医療機器業界 WEB合同企業研究セミナー2021

医療機器業界の情報を発信し続ける医機なび。

 

2021年に初となる大規模なオンラインイベント「ヘルスケア・医療機器業界 WEB合同企業研究セミナー2021」を開催しました。

イベントには医療機器業界を支える15の企業が参加。1,200人を超える就活生の皆さんにエントリーをいただき、ご参加をいただきました。

 

徹底した感染症予防対策がなされた会場に各社の担当者が集まり、就活生の皆さんに向けてさまざまな情報を発信していきました。

 

 

今回はその様子をかいつまんでお届けいたします。

 

医療機器業界って、どんな業界?

イベントの幕開けはパネルトークから。

 

司会は、企業と就活生のマッチングを支援する「Tsunagaru就活」を企画・運営する株式会社マキシマイズの代表取締役、三浦力さん。

 

4社の代表企業の担当者を迎え、医療機器業界の基礎情報について語られました。

 

<パネルトーク参加企業>

・キャノンメディカルシステムズ株式会社

・帝人株式会社

・テルモ株式会社

・パラマウントベッドグループ

 

 

さて、皆さんは「医療機器」というとどんなものをイメージしますでしょうか?

 

パネルトークに参加した4社が主に取り扱っている医療機器を比較してみると以下の通り。

 

・キャノンメディカルシステムズ株式会社

 CTやMRI、超音波診断システムなど診断に関する製品が主力

 

・帝人株式会社

 マテリアル技術を強みとして骨・関節領域にも積極的に取り組んでいる

 

・テルモ株式会社

 診断から治療まで5万点以上の製品を展開し幅広い医療を提供

 

・パラマウントベッドグループ

 介護用のベッドや車椅子、歩行器など治療を終えた方が生活の質を上げるための製品を展開

 

医療機器はとてもたくさんの種類があり、企業ごとに得意とする領域や、製品を提供する相手(顧客)が異なることがわかります。ほかにも、コンタクトレンズや、生まれたばかりの赤ちゃんを保護する保育器なども医療機器。手術で使うような大掛かりな製品ばかりでなく、私たちの身近にある医療機器もたくさん存在するということが、皆さんのお話でよくわかりました。

 

そして、これらの製品を取り扱いビジネスを行っている業界が、医療機器業界となります。

就活生からの鋭い質問が飛び交い、採用担当者が本音をポロリ

パネルトークの後は、就活生の皆さんにとって、今回のイベントのメインコンテンツである「会社説明会」。各社の採用担当者が会社の事業内容や主力製品、仕事の内容や制度、働き方などについて説明していきました。

 

さらに会社説明会の裏側で行われていたのが「楽屋トーク」という企画。

説明会を終えた各社の担当者が集まり、オンラインで視聴している学生さんから寄せられる質問に対して次々に回答していきました。

 

 

説明会での真面目な表情とは一変、三浦さんの軽快な進行で緊張がほぐれた担当者の皆さん。ざっくばらんに会話が弾みます。

 

そんななか、学生さんからは「採用するうえで出身校はどれくらい大切ですか?」「今まで採用活動をしてきたなかで特に印象に残っている学生はどんな人でしたか?」など、なかなか切り込んだ質問も…。

 

ときには頭を悩ませながら、採用担当の皆さんはまっすぐ一つひとつの質問と向き合い、丁寧に回答していきました。

 

実際に質問に回答いただいた内容

ここからは、たくさんの質問に対する回答のなかから、いくつかをご紹介します。

 

「採用活動のなかで、想いが強い人は印象に残ります。学生時代にどんなことをしてきたのかも大切ではあるものの、活動の規模や功績の大小よりも、どんなことを原体験としてその業界や会社へ興味をもったか・その想いを胸に、入社して会社にどのように貢献したいかということをしっかりと主張できることの方が大切だと感じています。」

 

「面接は企業が学生を一方的に評価する場ではなく、お互いがすり合わせをしたり、情報提供をし合ったりする場所。学生さん側が『採用担当者に良く思われたい』という受け身の姿勢だとこちらからの一方的な質問や説明で終わってしまいます。その人の言葉から一貫性やパッションが感じられるとがあると対話につながり、良い意味で印象に残りやすいです。

 

「就活をするときは、私たちのような人事担当者の話を聞くだけでなく、その会社で働いているOBやOGと会って、どんな思いで働いているのかを聞いて欲しいです。現場の声を聞くことで、自分が働くイメージをしっかりと描くことができ、入社後のアンマッチを防ぐことができると思っています。」

 

「私が就活生の皆さんに一番大事にして欲しいと思うのは『ランキングじゃない、あなた次第』ということです。就職人気企業ランキングが発表されると、それに流されてしまったり、大学の友達が『こういう業界受けてる』という話を聞いて、そっちの方がいいのかなと思ってしまったりすることは誰にでもあると思います。しかし、実際のところ活躍できる職場は人によって違う。人に流されず、しっかりと自己分析をしたうえで自分に合った会社を選んで欲しいです。

 

参加いただいた学生の皆さんの声

ヘルスケア・医療機器業界 WEB合同企業研究セミナー2021に参加いただきました学生の皆さんの声を抜粋してご紹介します!

 

「自分が見ていなかった医療系メーカーをいくつか知れたとともに、考えている以上に自分が活躍できる場所があることに気付けました。」

 

「司会者の方が質問内容を深堀して聞いて下さるおかげで、いわゆる定番の質問に関しても、予想外の角度からの深堀りがあり、回答が興味深いことはもちろん、質問の仕方の参考にもなるという思いがけない収穫がありました。」

 

「本日は貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。企業様ごとに取り組んでいる事業は様々でしたが、どの企業様も社会への貢献や人の命を助けることに注力しており、医療機器メーカーにおいては重要な信念なのだと感じました。本日のセミナーを受け、興味のある企業様をいくつか見つけることができたので、今後さらに詳しく調べたいと思います。」

 

「今回はこのような素晴らしい機会をいただきありがとうございました。いろんな企業さんのお話を一度に聞くことができるというのはなかなか無いことであるため、今後の就職活動に大変役に立つ経験であったとおもいます。」

終わりに

約5時間にわたる長丁場のイベントでしたが、オンラインで参加した学生さんからは積極的にコメントが寄せられ、場内は終始熱気に満ちていました。

 

参加した学生の皆さん、また、参加企業の皆さま、ありがとうございました!

 

 

医機なびはこれからも、医療機器業界への就職を目指す就活生の方に向けて、手助けになる有意義な情報を発信していきます。

 

お楽しみに!

  • TWEET
  • SHARE

「トピック」の
その他の記事一覧