【スペシャルメッセージ】
経済産業省 商務・サービスグループ 医療・福祉機器産業室長 廣瀨大也さん

【スペシャルメッセージ】<br>経済産業省 商務・サービスグループ 医療・福祉機器産業室長 廣瀨大也さん

ヘルスケア・医療機器産業って面白い!

経済産業省 商務・サービスグループ 医療・福祉機器産業室長 廣瀨大也さんより、これからヘルスケア・医療機器業界を目指す皆さんに向けてメッセージをいただきました。

 

ぜひご覧ください!

【メッセージをいただいた人】

 

 

経済産業省 商務・サービスグループ 医療・福祉機器産業室長【※肩書は取材時】
廣瀨大也さん

2000年3月に東京大学大学院総合文化研究科を卒業後、同年4月に経済産業省へ入省。中小企業庁や内閣官房医療イノベーション推進室、AMED等を経て、20207月より現職。

 

 

私は、経済産業省職員の立場から、これまで様々な企業と話をし、色々な業界を見てきました。

その中でも特に医療機器産業業界の独特の面白さには日々魅了されています。

 

この記事を手に取った就活生の中にも、これまで病気や怪我により医療サービスを受けた経験がある方は多いのではないでしょうか。

日本にいると当たり前に医療サービスを受けられ、そしてその内容は、予防・診断から治療・予後に至るまで、世界でも最先端の水準を誇っていると言われています。

 

これは誰のおかげなのでしょうか。公的医療保険制度を作った日本政府・・・とは言いません。

国民に対し、質の高い医療を提供するこの環境をこれまで維持できてきた中には、熟練された手技を持つ医療従事者の方々や医療技術の向上を目指してきた研究者の他、医療機器メーカーや卸売業者など、医療周辺企業の存在が大きくあります。

この先、どういう時代になったとしても間違いなく必要とされる医療という分野において、現場の医療従事者の方々と直接コミュニケーションをとり、患者さんや医療従事者の方々の負担を軽減するためのニーズを聞き取り、自ら製品にフィードバック、開発することができるのは医療機器メーカーの方々です。

 

昨今のコロナ対策でも人工呼吸器やパルスオキシメーター等が活躍したのは皆さんご存じの通りです。

できないと思われるようなことも、どうすればできるかを考えて自ら取り組むことができる、一筋縄ではいかないようなこともチームで考える、そういう企業の多い業界です。

この業界に入るにあたって、専攻や専門は絶対ではありません。

 

また、世界的に拡大している医療機器市場の状況や超高齢化社会への対応を考えると、医療機器メーカーは、まだまだ大きく成長できる、稼げるポテンシャルを秘めています。

人の命を扱う医療の分野において「稼ぐ」という台詞は不謹慎に感じる方もいるかもしれません。

しかし、今の日本の医療の質を維持し、更に発展させていくためには、技術の確立だけではなく、産業につなげ事業化を目指すこと、さらにその先、稼ぐ事業構造へ展開していくことが必要です。

この医療機器業界にチャレンジしてみませんか。

若い皆さんの力で新しく強い風を吹かせて下さい。

 

就職活動は自分の人生における大きな分岐点です。

1つ1つの企業と向き合い、しっかりと自らの未来を掴んで下さい。

できることなら共にこの業界で世の中の仕組みを変えていきましょう。

皆さんの活躍を楽しみにしています。

 

 

いかがでしたか。

 

ヘルスケア・医療機器業界の特徴をお話しいただくとともに、未来への期待についても触れていただいているメッセージでしたね!

ヘルスケア・医療機器業界がこれからますます成長をしていくためには、皆さんの知識や経験が必要です。

ぜひこの業界について理解を深めていただき、チャレンジしていただければうれしく思います。

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