【就活生×医療機器 クロストーク】
Vol.1 レポート ③

【就活生×医療機器 クロストーク】<br>Vol.1 レポート ③

医療機器業界の先輩から就活生へのメッセージ

医機なびがはじめて企画した、学生と企業の若手社員がリアルに交流する“座談会”「就活生×医療機器 クロストーク」

 

 

前回の「女性として医療機器業界で働くことについて」、前々回の「先輩たちがこの仕事を選んだ理由」に続き、今回は最終回として参加していただいた学生さんの感想と、先輩から就活生へのメッセージをお届けします。

【参加していただいた企業の社員】

 

西村加奈さん (仮名)
会社:オリンパス株式会社
入社年度:2016年度
所属部署:営業マーケティング部門 医療マーケティング本部 
学生時代の専攻:生命科学
同社での業務歴:
・医療国内営業(入社~2018年9月末)
・海外マーケティング(2018年10月~)

 

 

杉山えみさん
会社:テルモ株式会社
入社年度:2015年度
所属部署:テルモメディカルプラネックス 企画推進チーム 
学生時代の専攻:社会福祉学
同社での業務歴:
・医療機器の営業(入社~2018年9月末)
・医療従事者の研修施設の企画推進チーム(2018年10月~)

 

 

笠原佑見さん
会社:日本光電工業株式会社
入社年度:2013年度
所属部署:営業本部 GP営業統括部 AED営業部 
学生時代の専攻:英文学
同社での業務:
・経費管理、AED受発注業務
・AED販売促進企画、インサイド・セールス

 

 

座長・進行役

昌子 久仁子さん
所属:公益財団法人医療機器センター 特任研究員
職歴:元 テルモ株式会社 取締役 常務執行役員

 

※所属、肩書は取材時

「イメージが変わった!」学生さんたちの感想

約2時間におよんだクロストークも終わりの時間。

 

学生さんからの率直な質問に先輩3人が答えつつ、その後はフリートークも盛り上がりました。

 

 

 

 

 

クロストーク終了後、参加していただいた学生さんから率直な感想を寄せていただきました。いくつかご紹介します。

 

 

Aさん「医療機器業界というと開発室でコツコツ開発するようなイメージだったんですけど、お話を聞いたら海外マーケティングなどもあってグローバルに活躍できることがわかり、語学を生かしたいと思っていた私にとってとても魅力的に感じました。また、医療機器業界はもっと男性が多く、女性にとって少し息苦しかったり、研究などの仕事が多く残業がたくさんあったりするのではないかと、正直あまり良いイメージをもっていませんでしたが、社員さんのイメージが全然違い、印象が変わりました。」

 

 

Bさん

「就活中ですが、医療機器業界は選択肢の中に入っていませんでした。そんな中、最近魚の骨を喉に詰まらせて、病院で取ってもらったんです。そのとき、内視鏡を鼻から入れられながら、つながっている線の先に「オリンパス」と書いてあって、はじめて医療機器業界を意識するようになりました。(笑)今回はクロストークに参加して少しだけその世界を覗き見できたと思います。女性が活躍しているのが意外で、みなさんのお話がとても新鮮でした。」

 

Cさん

「私は就職先を決める時、自分の『理想』で選ぶのではなく、自分ができそうな『手札』から選ぼうとしていました。今回みなさんのお話を聞いて、もっと自分の夢やビジョンを大切にしようと、価値観が変わりました。」

 

Dさん

「大学では文学部なので、就職先としてはマスコミ関係や出版社しか考えていませんでしたが、文系から医療機器業界に飛び込んだ方の話を聞いて、違った選択肢があるんだなと発見になりました。」

 

Eさん

「みなさんの仕事に対する姿勢が印象的で、会社は違えど人の役に立ちたいという共通した思いを感じました。ワークライフバランスを考えることや産休・育休に関するお話も参考になりました。」

 

Fさん

「医療機器業界と聞くと言葉だけでハードルが高いと思い込んでいましたが、実際に働いている方のお話を伺うともっと身近で、女性がとても働きやすい環境なのだとわかりました。みなさんイキイキしていらっしゃったのが印象的です。私も自分が誇りを持てる仕事に出会いたいです。」

医療機器業界の先輩から就活生へ。伝えたいメッセージ

 

最後に先輩3人から今回参加した学生さんを含む就活生へのメッセージです。

 

笠原さん「今、人生の大きな岐路に立っていらっしゃることと思います。自分の夢に向かって、ぜひ納得のできる道へ進まれることを心より祈っています。私は社会人として働く中で、思いがけない出逢いや、学生時代では経験できなかった喜びや感動がたくさんありました。どうか、みなさんにとって笑顔あふれる日々となりますように!」

 

西村さん「初めから業界を絞るのではなく、興味がある業界は全て見ておくのがいいと思います。私は学生の頃、生命科学を学んでいたので機械系の医療機器は畑違いかもしれないと思いましたが、医療系の業界を分析し、私でもできる仕事があるとわかりました。その結果、事務系で入社し、営業、海外マーケティングと、自分の興味がある業界でやりたい仕事ができています。学生のうちはさまざまなことにアンテナを張り、どんどん新しい業界や企業、そして、新しい自分に出逢ってください。」

 

杉山さん「就職活動をするうえで、自分がやりたいと思ったことや『いいな』と感じた感覚をぜひ大切にしてください。色々な企業を見比べ、優先したい事項を見極めていけると良いのではないかと思います。また、女性が働くうえで、家族と仕事の優先度合いが変化していくことも少なくないと思います。今はあまり不安に思わず、仕事でやりたいことを中心に考えて就職活動をすれば、結果的に長く勤められる企業に巡り会えるのではないかと思います。就職活動がんばってください。応援しています。」

 

座長「今回は学生のみなさん、参加いただいてありがとうございました。今日の私たちの話がみなさんの就職活動のヒントになったり、その後も人生の中でふと思い出してもらえて、何かの力になれると嬉しいです。大学三年生になると就職活動に追われる気持ちになってしまうかもしれませんが、仕事の中で自分が社会とどう関わっていくのか、どう関わっていきたいのか、ということを考えて、ぜひ長い目で自分の将来を思い描いてみてください。」

 

 

「就活生×医療機器 クロストーク」Vol.1。

みなさんのご協力のもと、無事に終えることができました。

ありがとうございました!

今後もより多くの学生に医療機器業界について理解を深めてもらうために、座談会やその他さまざまなイベントを企画していきたいと思いますので、ご期待ください!

 

他のレポート記事をまだ見ていない方は、ぜひ併せて読んでみてください。医療機器業界に興味を持っている方だけでなく、業界研究などをしている就職活動真っ只中の学生さんにとっても、多くの気付きになるはずです。

 

 

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