【業界研究】
日本の医療機器業界の市場規模は?
皆さんは日本の医療機器業界の市場規模がどの程度かご存知でしょうか?
医療機器業界はこれまで安定的に成長を続けて、市場が拡大してきました。
そしてこれからも成長し、市場が拡大すると予測されています。
今回は、医療機器業界の日本市場についてご紹介し、今後どのような市場規模になっていくのかについて記載したいと思います。
日本の医療機器業界の市場
日本の医療機器業界の市場は図1に示す通り、安定的に成長を続けています。
1984年では1兆円にも満たなかった市場が、2018年には3兆円を超えました。
今後も市場は拡大すると予測されており、2025年には約3.4兆円、2040年には約4.7兆円まで拡大すると予測されています。
日本の医療機器業界の市場が拡大する理由
日本の医療機器業界の市場が拡大する理由は様々ありますが、特に大きな理由としては2つあります。
1つ目は「ヘルスケア」がより身近になっていくことです。
日本では平均寿命が世界一で、今後人生100年時代になるともいわれており、より長く健康でいられることが求められてきます。
これを実現するために、生活のありとあらゆるものが健康を支えていくものになっていくということが予測されています。
『エコ』という言葉が日常で使われるようになりましたが、『エコ』の次は『ヘルスケア』という言葉が世の中に溢れていくのではないかと言われています。
医療機器がより身近なものとなり、我々の健康を一層支えるものとなっていくことでしょう。
2つ目は高齢化が進んでいることです。
日本の65歳以上の人口割合は、2015年時には約26%でしたが、2060年には約38%になると予測されています。
高齢になればなるほど、医療を必要とする人が増えますので、医療機器のニーズもより大きくなっていきます。
他にも理由はありますが、医療機器業界は今後も求められる機会が増え、市場が拡大していくと予測されています。
まとめ
いかがでしたか?
普段中々目にすることのない医療機器業界ですが、今まで安定的に市場が拡大し、今後も市場拡大していくことが予測されている業界であることがお分かりいただけたかと思います。
医療機器業界はこれからも成長を続け、人々の健康を支えることに貢献をしていくことでしょう。
医療機器業界に興味が湧いたという方は、ぜひ『医機なび』を用いて色々と調べてみてください。
『医機なび』はこれからも医療機器業界のことについて情報を発信していきます。