【業界研究】
世界の医療機器業界の市場規模は?
前回『日本の医療機器業界の市場規模は?』の記事を掲載しましたが、今回は世界の市場規模について記載したいと思います。
医療機器は日本のみならず、世界中で使用されており、多くの人々の命や健康を支えています。
日本で開発された医療機器が、世界の様々な国で使用されているということもあり、医療機器はグローバル産業であるといっても過言ではありません。
では、医療機器業界の世界市場の規模や今後の見通しはどうなるのかということにつきまして、説明をしたいと思います。
医療機器業界のグローバル市場
医療機器業界のグローバル市場は、日本と同様にこれまで安定的に成長を続けてきました。
図に示す通り、2015年には約40兆円でしたが、2020年には約53兆円にまで拡大。さらに今後も市場が拡大していくと予測されており、2025年には約68兆円、2030年には約87兆円まで拡大すると予測されています。
主な成長の要因
医療機器業界のグローバル市場が成長する理由は様々ありますが、主な要因としては「世界の高齢化」と「世界経済の成長」があります。
世界の高齢化
高齢化は日本のみならず、世界でも進んでいます。
図に示す通り、世界の様々な国で高齢化率が高まり、65歳以上の方々が世界中で増えてきます。
医療は高齢になるほど必要となる方が増えてくるため、医療に対するニーズが高まることが予測されています。
同時に医療機器のニーズも高まることが予測されるため、医療機器市場の成長を後押しするといわれています。
世界経済の成長
今後世界経済が成長をしていくといわれております。
経済成長により国が豊かになってくると、より健康に対する意識が高まり。医療に対するニーズが高まると予測されています。
医療機器は世界中の人々の健康を支える大切な器具、機械ですので、医療機器を求める方も増え、医療機器市場が拡大することが予測できます。
まとめ
いかがでしたか?
医療機器業界の世界市場の規模や今後の見通しについてお伝えしました。
医療機器産業は世界的に成長が求められている産業の一つです。世界で活躍できる仕事がしたい、今後も成長を続ける産業で働きたいといった想いを持っている方がいらっしゃいましたら、医療機器業界を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
『医機なび』ではこれからも医療機器業界に関する様々な情報を発信していきます。