INTERVIEW

【経営者インタビュー】株式会社日本医療機器開発機構(JOMDD)③

株式会社日本医療機器開発機構(JOMDD)

働きやすい環境で仕事もプライベートも楽しむ。医療機器業界のCOOの一日

国内外の大学や企業と連携し医療機器製品などの事業化を推進するインキュベーター「株式会社日本医療機器開発機構(JOMDD)」(※以下、JOMDDと表記)で、経営の中核を担っている代表取締役COO(Chief Operating Officer「最高執行責任者」)の虞都 韻(ぐと いん)さん。

前回の記事では「医療機器業界で働くことについて」、前々回の記事では「IT業界から転職して医療機器開発機構のCOOになった理由」などについて語っていただきました。

最終回となる本記事では、虞都さんが実際にどんな仕事をしているのか、とある1日のタイムスケジュールを例にそのライフスタイルに迫ります!

TALK MEMBER

虞都 韻(ぐと いん)さん

JOMDD 代表取締役 COO(Chief Operating Officer「最高執行責任者」)

京都大学経済学部卒。住友商事株式会社を経てエムスリー株式会社にてWebマーケティング全般を経験。その後、株式会社リブセンス、ITベンチャーなどで新規事業の立ち上げを担当した後、創業期のJOMDDに参画。創業期の企業から大企業に至るまでさまざまな組織の規模・状況における経験を活かし、事業戦略と実行の両面から数多くの事業開発・資金獲得・業務提携をリードしている。とりわけ株式会社P・マインドの非侵襲痛み治療機器の開発・事業化においては、実務責任者として参画し、助成金・外部投資家による資金調達、プロジェクトマネジメント等、開発・事業化における全プロセスを指揮。2016年同社取締役、2019年同社代表取締役。 (肩書は取材時)

日本医療機器開発機構(JOMDD)・虞都さんのとある1日のスケジュール

  • 10:00~11:00
    社外での打ち合わせ 投資している会社の役員として投資家と打ち合わせ
  • 11:30~13:00 
    社内に戻って30分打ち合わせを3本(web会議、ほか)
  • 13:00 
    昼食
  • 14:00
    デスクワーク(技術紹介の資料作成・事業計画の策定・メールのやりとり)
  • 20:00 (退社)

※上記は一例です

開発が始まる時のワクワクがたまらない!

虞都さんは経営の立場で開発を推進するために、社内だけでなく取引先のメーカーや医師など、様々な担当者と打ち合わせを重ねます。そんな中でも虞都さんが特に楽しいと感じるのは「新しい技術の話を聞いている時」とのこと。

虞都さん

今仕事で楽しいと感じるのは、新しい技術の話を聞いている時。信頼できるエビデンス(証拠・根拠)はあるか、特許は取れているかなど、さまざまな視点で確認し、全てクリアしていて『いけそう』と実感が持てた時はテンション上がります!月に1~2回はそういうワクワクする瞬間がありますね。

フルフレックスで多様な働き方が可能

とある1日のスケジュール」では20時退社の日をご紹介しましたが、急ぎの仕事がなければ日によっては17時頃に帰ってしまうこともあるそうです。

それは「役員の特権」ではありません。JOMDDではフルフレックス制を導入しているため、裁量労働制の社員は全員1日の始業時間と終業時間を自由に決められるのです。また、リモートワークや副業もOK。さらには勤務中の働き方もかなり自由が許されているのだそう。

虞都さん

オフィスで就業時間中にスマホを触ってもいいし、音楽聴いてもいい。立って仕事してもいいですし、仮眠をとるのもOKです。私もよくデスクで仮眠をとっています。その方が生産性が上がるという医学的なデータも多くありますし。

そんな虞都さんのアフターファイブや休日の過ごし方は、漫画を読むこととドライブをすること。時には長期休暇をとって旅行にでかけることもあるそう。

虞都さん

『趣味はなんですか?』と聞かれると、『漫画とドライブ』と答えますが、本音をいえば『仕事』も趣味のひとつ。私、仕事が好きなんですよね(笑)。でも、働いてばかりだと逆に集中力が続かなくなることも多いので、意識して休みはとるようにしています。うちの会社は社員の有給の消化率がとても良いんですよ。お子さんが熱を出したので出勤せずに在宅勤務みたいなこともよくありますし、会社の飲み会やイベントは少なめ。みんなオンとオフの切り替えをしっかりし、メリハリをつけて働いています。

まとめ

3回にわたってお届けしたJOMDD代表取締役COOの虞都さんのインタビュー記事。いかがでしたか?

ITという異業種から転身、同社の経営を担う虞都さんの働き方から、医療機器業界の意外な一面を垣間見ることができました。

医療機器業界と聞いて、「理系出身の開発者が活躍している」という先入観を持つ人もいるでしょう。

しかし、虞都さんのような、「文系の大学で身につけた経営的な感覚や異業種の知見を持つ人」が今後ますます求められるのかもしれません。

他の記事をまだ見ていない方は、ぜひ併せて読んでみてください。

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※ 株式会社日本医療機器開発機構(JOMDD)は、2023年4月1日より「サナメディ株式会社」に社名を変更