INTERVIEW

【役員インタビュー】株式会社レオクラン①

株式会社レオクラン

人と医療技術を繋ぐ総合商社「レオクラン」。病院建設の全工程を担う唯一無二のビジネスモデルとは

病院の新築移転や大規模改修における基本構想からオープンまでを一気通貫でサポートする株式会社レオクラン。

医療と建設、ITを掛け合わせた独自のビジネスモデルで、日本の地域医療を根底から支えています。

今回は、同社を一代で築き上げた代表取締役会長の杉田昭吾さんと、その志を継ぎ新たな挑戦を続ける代表取締役社長の竹内興次さんに、同社の事業についてお話を伺いました。

TALK MEMBER

杉田昭吾さん

代表取締役会長

大学卒業後、医療機器商社に入社。商社でのシンプルに医療機器を売るビジネスから病院建設プロジェクトの基礎となるビジネスを生み出した。これを更に発展させるため、2001年に株式会社レオクランを設立。日本の医療業界に新たな価値を提供するべく、独自のビジネスモデルを確立した

竹内興次さん

代表取締役社長

大学卒業後、杉田会長と同じ会社に入社。杉田会長の創業に共感し、設立メンバーとしてレオクランに参加。病院建設プロジェクトの牽引役として、事業の発展に寄与する。現在は社長として、同社のさらなる成長と社会貢献をリードしている

「構想」から「開院」まで。専門部隊が一気通貫で病院建設をサポート

-まず、レオクランの事業内容についてご紹介ください。

竹内社長

私たちは「医療・福祉・保健に関わるすべてのニーズに応える医療機器専門商社」として事業を進めてまいりました。
全国に千数百社ほどある医療機器商社は、注射器やカテーテルなどの消耗品販売を売上の中心としているケースが少なくないですが、我々の場合、そうした消耗品を扱う割合は全体の5%程度です。
私たちの強みは、「病院をつくる」というプロセス全体をサポートできる点にあります。

病院の新築や移転は5年程度の時間を要する一大プロジェクトですが、私たちはその初期段階である「基本構想」から関わります。
地域における医療ニーズを分析し、最適な病院の規模や機能を提案する「コンサルティング部」。
医療機器のレイアウトや給排水、換気といった複雑な設備設計を担う「技術部」。
そして、院内のネットワークから電子カルテの選定まで行う「IT部」。
この3つの専門部隊が連携し、「営業部」が全体を統括しながらプロジェクトを進めていきます。

-まさに一気通貫で病院づくりをサポートされているのですね。

竹内社長

このビジネスモデルは、他社にはない当社独自のものだという自負があります。
現場の医師や看護師の方々の声を直接反映させながら、最適な医療環境を構築できるのが最大の優位性です。
お客様の困りごとを解決するために試行錯誤し、事業を拡大してきた結果、今の形になりました。

「しがらみを越え、地域医療に寄り添いたい」創業に込められた信念

-杉田会長がレオクランを設立された経緯や、当時の想いについてお聞かせください。

杉田会長

前職で、今の病院建設プロジェクトの仕事の基になるビジネスモデルを確立しつつあり、大きなやりがいを感じていました。
特に、10億円規模の案件を任せていただき、建設業者や医療関係者と深く関わるなかで、医療現場のニーズや想いを直接形にすることの尊さを学びました。
その経験を通じて、「もっと地域の人や医療従事者の一人ひとりに寄り添い、しがらみなく、純粋にみなさまとwin-winの関係を築ける環境を作りたい」という想いが日に日に強くなっていったのです。
その理想を実現するために、この会社を立ち上げました。

-その想いが独立のきっかけになったのですね。

杉田会長

そうです。
この業界で本当に価値のある仕事をするためには、自分たちで会社を立ち上げようと決意しました。
そして、竹内社長など、私と同じ志を持つ仲間と2001年にレオクランを設立したのです。
私たちの仕事は、人の命に関わるヘルスケア業界の根幹を支えるものです。
その責任の重さを自覚し、常に正しい倫理観を持って仕事に取り組むことを何よりも大切にしています。

信用の壁を乗り越え、理念への共感が道を拓いた創業期

-設立当初に何かご苦労がありましたか?

杉田会長

一番の不安は、医療機器を安定して調達できるかどうかでした。
販売する力には自信がありましたが、新規で立ち上げた企業として、メーカーと直接取引ができるかは未知数でしたから。
しかし、ありがたいことに、私たちの理念に共感してくれる大手メーカーが基本取引契約を結んでくださり、それを皮切りに他のメーカーさんとも次々に取引が始まりました。

竹内社長

現場レベルでは、やはり信用を得るまでが大変でしたね。
前の会社では当たり前だった取引も、新会社になった途端、「本当に大丈夫ですか?」と言われることもありましたね。
一つ一つの仕事を誠実にこなすことで、徐々に信頼を築いていきました。

近畿から全国へ。地域医療のより良い未来のために

-会社の成長とともに、事業展開にも変化はありましたか?

杉田会長

設立当初は近畿圏が中心でしたが、2010年頃から全国展開を始めました。
その地域で初めて仕事をする場合でも、現地の医療関係者の方々に我々のノウハウを理解していただき、ご満足いただける成果を残すことで、次に繋げてきたのです。

竹内社長

おかげさまで、今では全国で年間100件ほどある病院の新築・移転案件のうち、10~20件を私たちが手掛けています。
一方で、我々のような専門知識を持たずに病院建設を進めた結果、設備がうまく機能しないといった問題も実際に起きているようです。
だからこそ、私たちの価値をさらに広め、日本の地域医療全体に貢献していくことが今後の大きな目標です。
そのために、病院建設だけでなく、一括保守サービスなど、現場のニーズに合わせて常に進化させています。

 

唯一無二のビジネスモデルで、日本の地域医療を根底から支えるレオクラン。

その強固な事業基盤は、創業者の熱い想いと、挑戦の積み重ねによって築かれていました。

 

次回は、経営者お二人の人柄とリーダーシップに迫ります。 お楽しみに!

 

 

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